国税OB出身者が実刑判決となった件

国税OB出身の税理士が、顧客に自分が役員の会社に多額の外注費を装って、法人税約5億円を脱税したそうですが、おそらく脱税して顧客からインセンティブをもらっていたんじゃないかと思います。リスクが高すぎて、普通そんな脱税指南はしないです。

架空の外注費で5億円の脱税ってことは、外注費は15億円くらい計上しなければなりません。

よく大手企業の不正だと複数の子会社を利用して循環取引をしていますが、それも架空の外注費か仕入れを計上して、相手先には売上高が計上されていると思います。

これも架空の外注費となるのかなと思いますが、税務上の脱税という話は聞いたことがありません。ただ売上高を大きく見せるために利用されているだけです。

つまり、架空の外注費であっても資金の流れがきちんとあって、相手先が売上高を計上していれば、その分多く税金を納めるので、大きな問題にならないのかなと思いますので、今回のは本当に架空の外注費であって、税理士の会社には外注費に見合う売上高が計上されていなかったから、大きな問題になったと思う。

何度かさいたま市や川口市、朝霞市等で税務調査の立会をしましたが、そんな不正をやりそうな税務職員はいなさそうな気がするのですが、側率したら給与も保証されないので、つい魔がさしてしまったのかもしれないですね。

2016/09/07 | 更新情報

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